炊飯器の予約機能って本当に便利ですよね。
私自身、朝から毎日息子のお弁当を作っているので、起きた時点でご飯が炊けている炊飯器の予約機能には本当に助けられています。
しかし、主人のお弁当を作っていた時代を合わせると3年近くお弁当を作っていたにもかかわらず、炊飯器の予約機能を使い始めたのはつい最近のことなんです・・!
過去の私のように、
- 予約時間の6時て炊き上がり時間?それとも炊き始める時間?
- 炊飯器の予約時間って何時間までなら可能?
- 長時間に渡ってお米をつけておくのって衛生的にどうなの?
など、炊飯器の予約の時間に関する疑問から、こんなに便利な予約機能に手を出せずにいる方っているんじゃないかと予想されます。
そこで今回は、今日からすぐに炊飯器の予約機能が使えるよう、炊飯器のタイマー使用歴1年の私が徹底的にレクチャーします♪
炊飯器の予約時間「6時」とは
炊飯器の予約機能を使うのに必ず入力するのが「時間」です。
かつての私のように、炊飯器の予約機能ビギナーさんはここで大きくつまずくんですよね。
たとえば予約時間「6時」は、
- ご飯が炊きあがる時間?
- ご飯を炊き始める時間?
一般的にお米を炊くのにかかる時間は約40~50分です。
これ、朝のくっそ忙しい時間帯に、思い違いによって40~50分のロスが出るのは非常に厳しい展開となりますよね・・!
がるということ。
はい、炊飯器の予約時間で入力する時間は、「炊きあがりの時間」のことです。
夜の12時にタイマーを6時にセットしたら、翌朝6時にご飯が炊きあなぜ炊きあがり時間なのかというと、そうでなければまったく実用的じゃないからです。
夜の12時にタイマーを6時にセットし、翌朝6時から炊飯が始まるとなると少々話がややこしくありません?
「うちの炊飯器は炊飯に50分かかるから炊きあがりは6時50分か。じゃあ6時ちょうどに炊きあがるようにするには5時10分にセットして・・」
・・逆算する手間ァァアアア!!ってなりませんか?(笑)
なので、炊飯器の予約時間はシンプルに炊きあがる時間と覚えておきましょう。
ちなみに洗濯機の予約についても同様。
8時間タイマーでセットしておくと、今から8時間後に洗濯が完了しているということです。
炊飯器の予約時間は何時間前まで可能?
次は炊飯器の予約時間が長時間になる場合について。
たとえば夜8時に予約をセットし翌朝7時の炊きあがりとなると、約11時間もの間お米が水に浸っている状態が続きます。
・・ちょっと長すぎやしませんか??
ちなみに我が家の炊飯器の説明書によると、予約時間のリミットは13時間とのこと。
なぜ炊飯器の予約時間にリミットがあるのかよくよく調べてみると、お米は長時間水に浸しておくと、でんぷん質が溶けだしてベチャっとしたご飯になるんだそう。
少なくとも9時間以内に炊きあがる予約設定にしておけば、炊きあがりのベチャベチャ感は少なくなるそうです。
この話とうっすら関係していると思われる一文を、象印の公式サイトで発見しました。
タイマー予約炊飯のときは少しやわらかめに炊き上がります。
おいしいご飯をいただくためにも、予約時間が長時間になるのは避けた方がよさそうですね。
では、ご飯が炊きあがるよりも何時間も前にお米を研いでおいて、予約設定する場合はどうなのかという話。
極端な話でいえば、翌日朝6時に炊きあがるようにするために、前日の14時にお米を研いでいても大丈夫なのか?という話です。
まず、お米を長時間水につけておくと、お米が割れる原因になります。
なので、洗米から炊きあがりまであまりに長い時間を要する場合には、お米を研いでから40分ほど浸水させ、そのあと一旦ザルに上げるようにします。
ある程度水が切れたら、蓋つきのタッパーにお米を移し冷蔵庫で保存。
炊くとき(タイマーをセットするとき)に冷蔵庫から出してご飯を炊きます。
丸1日くらいなら、この方法で十分保存することができます。
1日に何度もご飯を炊く必要がある飲食店などでも、この方法を採用しているそうですよ。
洗米から炊飯まであまりに時間が空くようなら、一旦冷蔵庫で保存するようにすると安心ですね。
炊飯器の予約は夏場は温度に気をつけて!
夜の12時に翌朝6時にご飯が炊けるように炊飯器の予約をしておくのは、一般的な炊飯器の予約時間のリミットである13時間をクリアしているので一見問題なさそうですよね。
でもこれ、夏でも本当に問題ないの?って話です。
長時間に渡ってお米を浸水させ続けることで何が問題かというと、水が腐ることと雑菌が繁殖すること。
9時間以上の予約設定は炊きあがりがべチャっとなる以前に、衛生面でかなりよろしくないんです。
水温が18℃以上になったのち約4時間で細菌が繁殖し始めるので、ハナから長時間浸水させることが分かっている場合には、以下のような対策を取ることをおすすめします。
①氷を入れておく
気温・水温ともに高い夏場に予約中に細菌の繁殖を抑えるには、できるだけ水温を上げないような工夫をすることが大切です。
そこで効果があるのが、氷を使うこと。
普通どおりお米を研ぎ終わったあと、メモリのところまで水を入れる前に氷を入れます。
冷凍庫の中からザクザクっと氷を多めに入れ、あとはメモリのところまで水を入れたらOK。
ただし本気で細菌の繁殖を抑えようとするあまり、水からお米が出るほどの大量の氷を入れるのはNG。
氷が解けたら水になるので、水を多くしたり少なくしたりする必要はありません。
また氷を入れるのは細菌の繁殖を抑えるだけでなく、お米に冷たい水を吸わせることによってお米の甘みを引き出し、モチモチの炊きあがりになるメリットもあります♪
②梅干しを入れる
夏のお弁当に欠かせない食材といえば、梅干しです。
お弁当を腐らせないためのアイデアとして有名ですよね。
梅干しに含まれるクエン酸が殺菌効果を持つからというのが理由なんですが、実はコレ、夏場の炊飯器の予約時にも使えるワザなんです。
いつも通りお米を研ぎ、メモリまで水を入れたら仕上げに真ん中に梅干しをちょこんと置きます。
はい、これでOK!
炊きあがりは梅干し味かと思いきや風味すら感じられないので、梅干し嫌いさんにもおすすめです。
③早炊きを利用する
夏場の炊飯器の予約は正直怖い・・!
ならば潔く予約機能の利用を封印するのも1つの方法です。
前述したように、お米を研ぎ40分ほど浸水させたあとタッパーに移して冷蔵保存。
朝起きたら炊飯器の釜に米を移し、メモリまで水を入れ、早炊きスイッチをオンします。
早炊きだと通常の炊飯の約半分の時間でご飯が炊きあがるので、時短にはなりますよね。
洗米と吸水まで終わらせた米を冷蔵庫から取り出すだけなので、1から米を研いで~は省略できるうえ、吸水までバッチリできた米なのでふっくらとおいしいご飯が炊きあがります。
自分や家族が、夏場に炊飯器の予約機能を使ってご飯を炊いたばっかりにお腹を壊した・・なんて事態を避けるためにも、夏だけは早炊きに切り替えて朝からご飯を炊くのもおすすめです。
さいごに
【炊飯器の予約時間=炊きあがる時間】と覚えておけば、炊飯器の予約恐怖症から脱出することができます。
また炊飯器の長すぎる予約時間は、おいしくないご飯が炊きあがったり細菌が繁殖する原因にもなるので、夏場の予約機能の利用も含めて注意するようにしましょう。
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