みかんは比較的安価で手に入ることから、何の気なしに口にしている方も多いと思いますが、実はみかんの持つ栄養素・効果ってすごいんです!
「ビタミン豊富なので風邪予防になる!」なんて、生ぬるい話ではありません。
日本人のおもな死因の2つである【心臓疾患】と【脳血管疾患】という血管に関する疾病を予防してくれる、つまりみかんで血管を強化することができるんです!!
そこで今回は、みかんの持つ栄養素からより高い栄養素を持つみかんの見分け方まで、ドドンとご紹介します。
この冬はみかんで血管を強化していこうではありませんか♪
みかんに含まれる栄養素
みかんに含まれる主な栄養素は以下のとおり。
- ビタミンC
- ビタミンA
- ヘスペリジン
ビタミンC
ご想像通り、みかんにはビタミンCが多く含まれていて、みかん3つで1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCは風邪予防にもなるので、積極的に摂取したいですね。
ビタミンA
みかんに含まれるビタミンAについては、β-カロテンやβ-クリプロキサンチンなどが該当します。
β-クリプトキサンチンはみかんのもつ最も重要な栄養素の1つなんです。
平成15年度より、静岡県引佐郡三ヶ日町(現浜松市北区三ヶ日町)でおこなわれた三ヶ日町研究によると、みかんを良く食べる人はそうでない人に比べて、動脈硬化症発症リスクが約45%も軽減されることが分かっています。
動脈硬化以外にも、
- 骨粗しょう症・・92%軽減
- 脂質代謝異常症・・33%軽減
- 肝機能異常症・・49%軽減
- 2型糖尿病・・57%軽減
これらの疾病にかかるリスクを軽減できることが分かっています。(参照:日本くだもの農協より)

β-クリプトキサンチンが多く含まれるみかんの見分け方や1日の摂取量ついては、のちほど詳しくご説明します。
ヘスペリジン
ヘスペリジンはみかんの白いスジや袋部分に含まれるポリフェノールの1つで、ビタミンPに該当します。
ヘスペリジンこそが血管を強化してくれる栄養素であり、血流の改善も期待できる成分なんです。
みかんの白いスジや袋部分を残すという方。今後はぜひ食べるようにしたいですね。
だってこれらを食べるだけで、血管を強化してくれるんですから・・!
またヘスペリジンにはビタミンCを安定させ、働きを強化させると言われています。
栄養価が高いみかんの見分け方
先ほどふれたとおり、β-クリプトキサンチンには多くの疾病にかかるリスクを軽減してくれる効果があります。
β-クリプトキサンチンが多く含まれるみかんの見分け方はとっても簡単。
「甘いみかん」を選べばいいんです♪
β-クリプトキサンチンが多く含まれているほどみかんは甘くなるんですよ。
甘いみかんの見分け方は以下のとおり。
- 軸の切り口が細い
- 皮のオレンジ色が濃くキメが細かい
- ヘタが黄みをおびている
- サイズが小ぶりで平たいもの

甘いみかんは見た目で分かるものが多いので、より栄養価が高いみかん選びの参考にぜひしてみてくださいね♪
みかんの適量は1日3個
先ほどの三ヶ日町研究の中で、疾病リスクが低かった人がどれだけのみかんを食べていたのか気になりますよね。
疾病リスク軽減の効果が期待できるβ-クリプトキサンチンの量は、1日あたり3mgといわれています。
糖度10以上のものであればみかん1個/100gあたり1mg以上のβ-クリプトキサンチンが含まれているそうです。
これらの情報から単純計算すると、1日あたりみかんを3個食べるようにすれば、健康維持・増進を期待できるといえます。
余談ですが、みかんを一度に食べ過ぎると手の平が黄色くなるじゃないですか?
これは余分なカロテンが汗とともに排出されるためであり、健康上の問題は特にないそうです。
みかんを食べる量を控えれば元に戻るのでご安心を♪
さいごに
冬の味覚といえばみかんと言えるほど、日本人にとってなじみ深い食べ物ですね。
冬の寒い時期には安価で手に入れられるので、箱買いしておきたいところです。
1日3個のみかんでぜひ血管強化や健康維持に努めたいですね。
\みかんとともに秋の味覚【柿】でインフルエンザ予防もできちゃいます♪/
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