こいのぼりの歌の歌詞にお母さんが出てこない謎。2番が複数ある不思議にも迫る!

雑学

動揺の「こいのぼり」という曲は、令和になった今でも歌い継がれていますよね。

我が家の長男も幼稚園で習ったとみられ、5月頃には元気よく歌っていますよ♪

高らかに長男がこいのぼりの歌を歌っているのを聞いていて、ふと疑問に思ったことがあります。

大きい真鯉(まごい)はお父さん、小さい緋鯉(ひごい)は子供たち~♪

・・で、お母さんはナニ鯉なわけ・・?

「お母さんについて言及されてないあたり、闇が深すぎない・・?」と小さな不信感を抱いてしまったため、こいのぼりの歌の歌詞について徹底調査しました!

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童謡「こいのぼり」の歌の歌詞

屋根より高い鯉のぼり~♪の歌詞から始まる童謡「こいのぼり」は、近藤宮子さんが作詞した曲で1番のみです。

やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

大きな真鯉(まごい)をお父さん、小さな緋鯉(ひごい)を子供たちに見立てた歌詞となっています。

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こいのぼりの歌の歌詞は時代背景が関係あり

こいのぼりが飾られるようになった理由としては、江戸時代にまで遡ります。

江戸時代には武家に男の子が誕生したとき、「我が家に跡継ぎが生まれたぞ~!」とお祝いの意味を込めて、代々武家に伝わる旗指物を掲げるようになったそうです。

その風習が町民にも伝わったものの、武家の旗指物を掲げるわけにはいかないので代わりにこいのぼりが考案されたと言われています。

ちなみになぜ鯉なのかというと、中国の故事では滝をのぼる鯉は龍になるとの言い伝えがあり、立身出世を願って黒い真鯉になったとのこと。

なのでね、黒い真鯉はもともとは子供を表していたんですよ。

あっこ
あっこ

実際に歌川広重が描いた「名所江戸百景 水道橋駿河台」には、黒い真鯉が1匹だけ描かれているんですよ♪

そしてこいのぼりが黒い真鯉と赤い緋鯉になったのは明治に入ってからのこと。

明治時代は家長制度が常識だったため、「一番上の黒い真鯉がお父さん、その下の赤い緋鯉が長男。以上!」

と、2対のこいのぼりに変化しました。

そして時は流れ、時代は昭和に突入。

今度は家族の大切さが叫ばれる世の中になりました。

はい、ここでやっとお母さん登場。

「黒い真鯉はお父さん、赤い真鯉はお母さん、小鯉は子供たち。異議なしだよね?」

ということで、現在のカラフルなこいのぼりの原型となったのです。

ではなぜこいのぼりの歌の歌詞にお母さんが出てこないのかというと、もうお分かりのとおり童謡「こいのぼり」が作られたのが「一番上の黒い真鯉がお父さん、その下の赤い緋鯉が長男。以上!」の時代だったから。

近藤宮子さんがこいのぼりの歌を作詞したのは昭和6年、24歳のときでした。

かろうじて昭和ではあるものの、24歳の近藤さんが感じていた世の中はまだまだ家長制度が根強かったんでしょうね。

しかしもっともっと時代が流れ、昭和の終わり頃になると満を持してお母さんが登場するこいのぼりの歌が誕生したんです・・!

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こいのぼりの歌詞には2番もあった

時代が変わっていくなかで、お母さんが出てこないこいのぼりの歌なんて、世論が許さなかったのでしょうか・・

なんと昭和57年発行の「しょうがくせいのおんがく1」では、こいのぼりの歌の歌詞で2番が載せられるようになったのです。

やねよりたかい こいのぼり
おおきいひごいは おかあさん
ちいさいまごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

しょうがくせいのおんがく1(音楽之友社)より引用

近藤宮子さんが作詞したこいのぼりは1番のみでしたが、時を経て2番の歌詞としてようやくお母さんが出てきましたね!よかった♪

と、万感の思いでいたところ、実はこいのぼりの2番はお母さんが出てくるバージョンだけではなかったんです・・!

みどりの かぜに さそわれて
ひらひら はためく ふきながし
くるくる まわる かざぐるま
おもしろそうに およいでる

驚くことに、さらにこの続きもありまして・・

ごがつの かぜに こいのぼり
めだまを ピカピカ ひからせて
おびれを くるくる おどらせて
あかるい そらを およいでる

誰が作詞したのかは分かりません・・出どこは我が家の長男4歳なので(笑)

でも“めだまをピカピカひからせて”“おびれをくるくるおどらせて”あたりの歌詞から、作られたのは割と最近の話では?なんて勝手に予想しています。

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さいごに

こいのぼりが時代にかなり左右されていて、それにともなって童謡「こいのぼり」も時代とともに変化していることが分かりましたね。

それにしてもこいのぼりの歌詞からでも分かるような、家長制度バリバリの時代に生きた女性はそれはそれは大変だったことでしょうね・・

この先も時代とともに家族の形や世相が大いに変わっていくことが予想されます。

50年後、100年後に歌い継がれているこいのぼりの歌詞がどのように変化していくのか、個人的には非常に興味があるところであります。

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